めばえ幼稚園の心

2008・3

さようなら、すみれ組み

「ついこの間、いちごちゃんで入ってきたのにねぇ」と言うのは、最近何度も耳にした園長先生の口癖。感慨深かったのだ。

子どもはどんどん成長する。いちごちゃんのときは、まだまだ赤ちゃんみたいだったのに、三年もするとけっこうお姉ちゃん、お兄ちゃんになる。

3月18日、すみれ組みの子どもたちは巣立っていった。前途洋洋、それに子どもだし、感慨に浸る暇などない。ピカピカのランドセルが待っている。

でもさすが、卒園式のときはみんな神妙。

巣立ってゆく子どもたちの中に、めばえ幼稚園はどんな位置を占めているのだろうか。記憶の表面からは、時がたつにつれてすっかり消えていくだろう。そうでなくてはいけない。

けれども、「三つ子のたましい百まで」とは、昔ながらの心理だ。それは無意識の底に溶け込み、たましいの養分となる。

「神さまはいつも共にいてくださる」と教えられたことは、養分となって溶け込んでくれるだろうか。必ず溶け込んでくれるに違いない。そしてそれは、どんなときも、心の杖になるはずだ。

おめでとう。そして、さようなら。すみれ組みさん。

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